ここでは自宅からホテルまでの移動についてまとめます。
今回は私にとって2度目の海外飛行機輪行でしたが、予想外にトラブルに遭遇してしまいました。海外ブルベでは本番実走以上に輪行が不安になると思います。私の経験が多少でも役に立てばと思い、ここに記録します。
荷物について
今回、OS-500とリュックで移動しました。簡易的なキャスターも使いましたが使い勝手は正直微妙です。またリュックよりスーツケースが楽かなとも思いましたが、後述の通り、これらの荷物を持って自走する場面もあったので今回は結果的にリュックで良かったと思います。
飛行機について
チケット予約について
今回、ミラノ マルペンサ空港までの移動はフィンエアー(コードシェア便としてチケットはJALで購入)のヘルシンキ経由便を利用しました。
- 総移動時間が短かいこと。
- 運賃が比較的安かったこと。
- One Worldであること。
- PBP 2019でも利用したがトラブルなく移動できたこと。
が理由でした。が、結果的には今回はトラブルだらけの最悪の体験となりました。
飛行機にかかった総額は以下の通りです。
| 項目 |
金額 |
| 運賃(プレミアムエコノミー) |
444,500円 |
| 事前座席指定 |
17,060円 |
| 自転車積載(復路のみ) |
110ユーロ(18,288円) |
| 合計 |
479,848円 |
今回、プレエコを選んでみました。前回PBPでは一番安いチケットにしたため事前に座席を指定できず、結果的に後ろの方の真ん中の不便な席になってしまいました。出走前後の疲労を考えれば元は取れるだろうとの選択です。
当初は飛行機代はこの44万円だけだと思っていたのですが、出発30日前にフィンエアーからメールが届きました。曰く「片道 8千〜1万円で事前に座席を指定できます」と。「なんだ、座席指定でお金を取るのか!」と思ったものの、価格設定が絶妙で「まあ1万円で13時間のフライトが快適になるなら良いかな」と考え、有料で座席指定をしました。
往路
さてフィンエアーでは受託荷物のサイズは3辺合計203cmまでとなっていますが、OS-500は82cm x 135cm x 21cmで3辺合計238cmとなってしまいます。PBPのときには特に追加料金なく問題なく預かってもらえましたが、当日カウンターに行かないとどうなるか分からないのは不安です。追加料金を払ってでも事前に安心しておきたいところです。
ところがフィンエアーのアプリから事前登録しようとしても「只今承っていません」と出るばかりで手続きできません。仕方がないのでJALの方に連絡したところ「JAL側では荷物があることを登録できるものの受託可否や追加料金の有無はフィンエアーに確認するように」とのこと。結局、事前に明確にすることはできず出発当日にカウンターで交渉することになりました。
で、交渉で手間取る可能性を考慮して、当日はかなり早目に成田空港に行きました。が、現在は成田ではフィンエアー便は1日1便しかないんですね。早くいってもカウンターは開いておらず、出発3時間前までカウンターの前で待つことになりました。
まあでも成田では何も問題なくスムーズに預け入れすることができ「まずは一安心」とヘルシンキ行の飛行機に乗ることができました。プレエコで通路側の席をとることができ、フライトはまあ快適でした。
ところがヘルシンキ空港での乗継で最初のトラブルが起きました。
予約していたフライトは
- JL6801 午前5:55 ヘルシンキ着
- AY1751 午前8:00 ヘルシンキ発 - ミラノ行
で2時間の乗継時間がありました。
ヘルシンキ空港は最短35分の乗継時間を謳っているので、多少混雑したとしても、よくある「どこどこ行のお客様〜」というアナウンスを聞き漏らさず、ちゃんと優先列に並ぶようにすれば大丈夫だと思っていました。
ところが午前6時と早朝だったせいでしょうか、パスポートコントロールに1名しかおらず、しかもその人がマイペースすぎるマイペースで列が全く進みません。優先列の乗客もさばき切れず、優先列すらどんどん長くなっていく始末。当然の8時発のフライトに間に合わず。
仕方がないのでフィンエアーのサービスカウンターに行き事情を説明したところ、慣れた調子で、次のフライトのチケットを発行してもらえました。特に追加料金など求められなかったものの次の便は16:10発。思いがけずヘルシンキ空港で10時間過すことになりました。
サービスカウンターの列に、いかにも走り込んだサイクリストという感じの方がいらっしゃったので「ひょっとして1001 migliaに参加されるのですか?」とお聞きしたところ、その通りでやはり1001 migliaに参加される @gear_master さんでした。初めてのトラブル時に同じ境遇の方がいらっしゃって心強かったです。
「荷物だけ先にミラノに着いてしまうのは面倒だな」と心配しましたが、OS-500に入れたAirTagの位置を確認すると、荷物も8時発のフライトには乗らずにヘルシンキ空港に留まっていることが分かりました。「積み忘れたのかな」と別の心配も出ましたが、16時が近付いてくると荷物が動き出したので私と同じフライトに積まれることが分かりました。飛行機旅行でAirTagは必須だなと実感しました。
バッゲージロストの心配が減ってよかったと思ったものの、乗り遅れを勘案して荷物を積むくらいなら、パスポートコントロールの人数を増やせよ、とちょっと腹が立ってきました。
イタリア滞在中に予約トラブル
さて、その後、マルペンサ空港に無事に着き、そこからホテルに到着し、休んでいた際、ふとJALのアプリを開いたところ何か変です。?と良くみたところ、帰りの便の予約がマルペンサ - 成田でなく、ヘルシンキ - 成田になっています。つまり、マルペンサ - ヘルシンキの予約が消えてしまっています。
ヘルシンキでフライトを変更した際に誤ってキャンセルされたのだろうとすぐ推測でき、航空会社に伝えればすぐ再発行してもらえるだろうと思ったものの、早くしないと席が埋まってしまい元の便が取れなくなる可能性があります。
「これは電話で直接話さないとダメだろう」とフィンエアーに電話したのですが、悲しいかな、私の英語力ではこの複雑な事態を伝えられず「何を言っているのか理解できない」と一方的に電話を切られてしまいました。
仕方がないのでチャットで問い合わせたところ「確かに予約が消えていることは確認できたが、JALで予約されたチケットなのでJALに問い合わせてくれ」と冷たい対応。「フィンエアーのミスでこんな事態になっているのだろう!」と腹は立ちましたが、ここに時間を使っても仕方がないのでJALに連絡することにしました。
ところが、JALの電話受付時間は日本時間の9-17時。日本時間の朝9時を待って深夜2時すぎに電話しましたが、呼び出し音すら鳴らず全くかからない状態。
仕方がないので一旦寝て朝食後(日本時間15時すぎ)に改めて掛け直しました。
すると今度は掛からないものの呼び出し音は鳴るようになりました。「ここで粘らないと」と思い、そこから1時間以上掛け続け、ようやくJALのサポートに繋がりました。
一旦繋がった後は話は早く「ヘルシンキでの再発行時に誤って削除されたのだと思います」と伝えたところ「なるほど」と。フィンエアーに確認する必要があるのですぐには再発行できませんが、当該フライトにまだ空席があるので多分大丈夫でしょう、ということで以降はJALに手続きしてもらい、無事に予約を復活させることができました。
復路
で、無事に1001 migliaを完走して帰りの便。
やはり自転車の預け入れに手間取る可能性があるので早めに空港に行きました。ヨーロッパならさすがにフィンエアーの便は多いだろうからカウンターも早くから開いているだろうと思ったものの、マルペンサでは少ないようでフライトの2時間前にようやくオープンしました。
チェックインカウンターで自転車を預けようとしたところ、自転車を預けるのに追加料金110ユーロが必要とのこと。「往路では払わずに預けられた」といっても取り付く島もなく、とにかく追加料金が必要だと。
これが完全に窓口の担当者次第で、他の窓口では @gear_master さん始め何の問題もなく自転車を預けられているのに、私の窓口だけ自転車勢が全員止められています。
「運が悪かった」ということで支払おうとすると「ここでは決済できないから、メールで決済の案内が届くのでそれで支払え」と。ところがそのメールが全然届かず。また飛行機に乗り遅れるのではないかとヒヤヒヤしましたが、クローズの15分ほど前にようやく届いて支払うことができ、何とか飛行機に乗ることができました。
で、その担当者、最後に捨てゼリフのように「110ユーロはヘルシンキまでの料金だ。そこから先は分からないのでチケットもヘルシンキまでしか発券しない。ヘルシンキ空港で問い合わせるように」
何だと! ヘルシンキまでで110ユーロというのも高いけど、ヘルシンキでそんなことしていたら、また乗り遅れるかもしれないじゃないか! この担当者には本当に腹が立ちました。結果的にヘルシンキでは自転車料金について何も言われることなく即発券してもらえましたが。
最後にフィンエアーについて
フィンエアーですが、サービスが有料化されたり、随所にコストカットの後が伺えます。地上スタッフも減っているような感じです。
フィンエアーというとヘルシンキ空港での乗り継ぎ時間の短かさが魅力だったのですが、コストカットのせいか、今回、不安材料でありデメリットであると強く感じました。
海外での飛行機輪行は何かと不安が多いものですが、そのような中で、より不安が増えるフィンエアーを選択したのは大失敗だったと思います。
自分はもう2度とフィンエアーとヘルシンキ空港は使わないと思います。
ホテルまでの移動
今回、前後泊のホテルはレニャーノ(Legnano)に確保しました。スタート地点のパラビアーゴ(Parabiago)から(空港からみて)2つ手前の駅です。
本当は大会推奨のホテルに泊まりたかったのですが、私が予約しようとしたときには前泊分がいっぱいで確保できなかったため、慌てて周辺のホテルを探しレニャーノに確保しました。(推奨ホテルはその後前泊分の空きがでたのですが、面倒だったので予約はそのままにしました。)
マルペンサ空港からレニャーノまでは電車で移動することにしました。
私は海外で公共交通機関に乗るのが好きでよく乗るのですが、イタリアの電車は結構難易度が高かったです。
まず切符を買う際に時刻とルート(何時発、どこ行きでどこで乗り換え)を指定して買うのですが、事前にGoogle Mapで調べていたルートで買うことができず、いきなり計画が狂いました。この購入時に指定した内容は券面に印字されず、どの電車に乗ればいいのか分からなくなりました。(何となく指定した電車じゃないものに乗ってもよさそうな雰囲気でしたがよく分かりません。)
また、乗車前には切符をアクティベーション(入鋏)しなければいけないのですが、日本のように改札機で入鋏するのではなく、改札の近くに立っている機械でアクティベーションするので事前知識がないとアクティベーションせずに乗ってしまうと思います。(正しく切符を購入してもアクティベーションせずに乗車すると高額な罰金を払わせられるそうです。)
マルペンサ空港からレニャーノには途中乗り換える必要があるのですが、どこで何時発の電車に乗り換えればいいか分からなくなってしまい、結局、途中下車して自転車を組み立てて自走してホテルに行きました。OS-500を抱えて走るのは難儀でしたが電車に乗るより気が楽でした。
後から分かったことですが、レニャーノ駅からホテルまでは徒歩で30分くらいあり、OS-500を担いで歩くのは大変だったので自走に切り換えて移動して正解だったと思います。
帰りのホテルから空港までの移動は疲労もあったのでタクシーを使ってしまいました。70ユーロしましたが、電車で移動する苦労を考えると良かったかなと思います。
また、参加者の中には空港でレンタカーを借りて移動している方もいました。私は海外で運転したことがなかったので全く検討しませんでしたが、そういうのも便利でよさそうです。
ホテルについて
前述した通り、ホテルはレニャーノに取りました。
Palace Hotel Legnanoというところでしたが、ホテル自体は静かで、スタッフも親切でよかったです。特に後泊のチェックインでは、通常15時からのところ、6時すぎにゴールしたあと、8時ごろにearly check-inさせてくれて非常に助かりました。
ただ、近くにスーパーはあったものの、駅やレストランは結構遠かったので利便性は正直イマイチでした。
自宅から最寄り駅までの移動について
2019年のPBPの際は妻に車で武蔵溝ノ口駅まで送ってもらっていました。
当時乗っていたフィットをアルトに乗り換えてしまっていて、アルトでは自転車の積載は難しいかなと心配していましたが、やってみたら簡単にOS-500を積載することができました。そこで今回は武蔵小杉駅の横須賀口までアルトで送ってもらいました。
武蔵小杉まで車でいけると、そこからは乗り換えなしでNEXで成田まで行けるので有り難かったです。